幸村没後400年
肉親に宛てた手紙から迫る、知略で生き抜いた男たちの秘史
歴史シリーズ「historia」第1弾!
- ジャンル
- 一般・その他
- タイトル
- 真田一族外伝
- サブタイトル
- 伝説の英雄はなぜ誕生したのか
- 著者・編者・訳者
- 田中博文著
- 発行年月日
- 2014年 5月 20日
- 定価
- 1,375円
- ISBN
- ISBN978-4-7825-3390-1 C0321
- 判型
- 四六判並製
- 頁数
- 184ページ
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著者・編者・訳者紹介
田中博文(たなか・ひろふみ)-1949年長野県松本市生まれ。出版社勤務を経て、出版・編集工房光風舎を設立。著書に『信州はじめて物語』(郷土出版社)・『こんなにもある善光寺のなぞ』(一草舎)・『シリーズ藩物語 松代藩』(現代書館)・『信州の廃線紀行』(郷土出版社・共著)・『昭和のはじめ長野の町』(光風舎・編著)など。
目次
はしがき
序 章 真田幸村伝説の誕生
立川文庫──英雄像を生んだ大正のベストセラー/幸村人気を定着させた『智謀 真田幸村』/作者、玉田玉秀斎の素顔/猿飛佐助が巻き起こした忍術ブームの背景/立川文庫の終焉
◆コラム 真田十勇士
第一章 真田氏のルーツ
真田の郷はどこにある?/公式記録のなかのルーツ/海野平の戦い/真田一族は軍用馬の生産者?/奇襲作戦のもとは甲賀忍者?/諜報戦を支えた歩き巫女と山伏
◆コラム 日向畑遺跡
第二章 幸隆、武田氏に仕えて
上野に落ちのびた幸隆/武田信玄の信濃進攻/幸隆が信玄に臣従した理由/村上軍に大敗した上田原の戦い/形勢を逆転させた戸石城の攻略/武田、上杉軍の衝突/死闘、川中島の戦い/難攻不落の岩櫃城攻略/幸隆死す——知略の遺伝子
◆コラム 真田家の家紋
第三章 天下分け目 昌幸の決断と誤算
昌幸、家督を継ぐ/武田氏の滅亡/小豪族の生き残り策/上田に侵出した理由/真田の名を知らしめた上田合戦/表裏比興者/一族の明暗を分けた犬伏の陣/なぜ真田家は徳川方、石田方に分かれたのか?/大坂からの密書に見る、昌幸の真意/小松殿伝説の真偽/徳川秀忠が関ヶ原に遅参した理由/赦免を待つ晩年
◆コラム 上田城
第四章 幸村、英雄の素顔
配所の日々——初老の幸村/幸村はなぜ大坂入城を決意したのか/大坂城での幸村は傭兵隊長?/幸村のマジック・アワー/つかの間の休戦/大坂夏の陣、道明寺の戦い/真田幸村最後の戦い
◆コラム 幸村は生きていた
第五章 信之、十万石の礎を築く
影の薄い長男/家康への命懸けの嘆願/「吉光の御長持」に隠された書状/兄信之の目から見た、弟幸村/真田家の力を削ぐ松代移封/信之最後の戦い
◆コラム 信之が憧れた小野お通
あとがき
真田一族年表
参考文献