グッドプラクティスから、“こどもも大人も心地よい”空間の未来を考える。
グッドプラクティスから、“こどもも大人も心地よい”空間の未来を考える。
- ジャンル
- 一般・その他
- タイトル
- こどもとおとなの空間デザイン[対訳]
- 著者・編者・訳者
- 仲綾子+TeamM 乃村工藝社編著
- 発行年月日
- 2018年 1月 31日
- 定価
- 2,750円
- ISBN
- ISBN978-4-7825-3467-0 C3052
- 判型
- A5判並製
- 頁数
- フルカラー・160ページ
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著者・編者・訳者紹介
【編著者紹介】
仲綾子(なか・あやこ)
東洋大学 ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科 准教授。博士(工学)
京都大学卒業、東京工業大学大学院修了。環境デザイン研究所、厚生労働省を経て現職。専門はこども環境、医療福祉建築。国土交通省「女性が輝く社会づくりにつながるトイレ等の環境整備・利用のあり方に関する協議会」構成員(2015)、経済産業省「商業施設内の遊戯施設における消費者安全に関する検討会」座長(2016)、日本建築学会 子ども教育支援会議 子ども教育事業部会 部会長(2017)ほか。主著に、日本建築学会編:「楽々建築・楽々都市-“すまい・まち・地球"自分との関係を見つけるワークショップ」、技報堂出版、2011(共著)ほか。主な設計に、こども病院、小学校、保育園、ベビー休憩室、住宅ほか。
執筆箇所:はじめに、第1章、第2章(事例1-2,3-2,4-1,4-2,4-3、コラム2,3、トピックス)、第3章
乃村工藝社TeamM(のむらこうげいしゃ・チームエム)
乃村工藝社は人びとに感動を提供する「空間」をつくり、活性化する企業。
同社の「TeamM(チームM)」は「未来の子どもたちのための場と仕組みをつくる」をコンセプトに、空間づくりと育児の経験を活かしたプランニング、デザインの提案、産学連携の調査研究などさまざまな活動を行っている。
松本麻里(まつもと・まり)
乃村工藝社
武蔵野美術大学卒業後、1991年乃村工藝社入社。入社以来ミュージアムの展示デザインに携り、TeamM発足時より従事。空間のジャンルを問わず安心安全快適なこどもと過ごす空間づくりのプランニング 、デザイン、ワークショップ、ファシリテーションを実践している。社外活動では美術館を拠点に美術鑑賞ファシリテーション、アートイベント企画実施などを行っている。
執筆箇所:第2章(事例2-2,2-3,コラム1,4)、第3章、おわりに
井部玲子(いべ・れいこ)
乃村工藝社
武蔵工業大学(現・東京都市大学)卒業、2005年乃村工藝社入社。空間を通じてコミュニケーションを創出するさまざまな分野での開発・プロジェクト推進業務を担当。主にオフィス環境や企業PR施設、展示会、各種イベントなどの空間づくりに従事。TeamMでは、こどもに関わる空間づくりの調査やツール作成、プランニングに携わる。
執筆箇所:第2章(事例2-1,3-1,3-3)
西本彩(にしもと・あや)
乃村工藝社
早稲田大学卒業後、2002年乃村工藝社入社。入社以来、ショッピングセンター、各種専門店など、商業分野を中心としたプロジェクト推進や開発事業を担当。現在は「子育てが楽しくできる環境を場づくりから」をテーマに、さまざまな事業企画を進める。
執筆箇所:第2章(事例1-1,1-3、トピックス)
仲綾子(なか・あやこ)
東洋大学 ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科 准教授。博士(工学)
京都大学卒業、東京工業大学大学院修了。環境デザイン研究所、厚生労働省を経て現職。専門はこども環境、医療福祉建築。国土交通省「女性が輝く社会づくりにつながるトイレ等の環境整備・利用のあり方に関する協議会」構成員(2015)、経済産業省「商業施設内の遊戯施設における消費者安全に関する検討会」座長(2016)、日本建築学会 子ども教育支援会議 子ども教育事業部会 部会長(2017)ほか。主著に、日本建築学会編:「楽々建築・楽々都市-“すまい・まち・地球"自分との関係を見つけるワークショップ」、技報堂出版、2011(共著)ほか。主な設計に、こども病院、小学校、保育園、ベビー休憩室、住宅ほか。
執筆箇所:はじめに、第1章、第2章(事例1-2,3-2,4-1,4-2,4-3、コラム2,3、トピックス)、第3章
乃村工藝社TeamM(のむらこうげいしゃ・チームエム)
乃村工藝社は人びとに感動を提供する「空間」をつくり、活性化する企業。
同社の「TeamM(チームM)」は「未来の子どもたちのための場と仕組みをつくる」をコンセプトに、空間づくりと育児の経験を活かしたプランニング、デザインの提案、産学連携の調査研究などさまざまな活動を行っている。
松本麻里(まつもと・まり)
乃村工藝社
武蔵野美術大学卒業後、1991年乃村工藝社入社。入社以来ミュージアムの展示デザインに携り、TeamM発足時より従事。空間のジャンルを問わず安心安全快適なこどもと過ごす空間づくりのプランニング 、デザイン、ワークショップ、ファシリテーションを実践している。社外活動では美術館を拠点に美術鑑賞ファシリテーション、アートイベント企画実施などを行っている。
執筆箇所:第2章(事例2-2,2-3,コラム1,4)、第3章、おわりに
井部玲子(いべ・れいこ)
乃村工藝社
武蔵工業大学(現・東京都市大学)卒業、2005年乃村工藝社入社。空間を通じてコミュニケーションを創出するさまざまな分野での開発・プロジェクト推進業務を担当。主にオフィス環境や企業PR施設、展示会、各種イベントなどの空間づくりに従事。TeamMでは、こどもに関わる空間づくりの調査やツール作成、プランニングに携わる。
執筆箇所:第2章(事例2-1,3-1,3-3)
西本彩(にしもと・あや)
乃村工藝社
早稲田大学卒業後、2002年乃村工藝社入社。入社以来、ショッピングセンター、各種専門店など、商業分野を中心としたプロジェクト推進や開発事業を担当。現在は「子育てが楽しくできる環境を場づくりから」をテーマに、さまざまな事業企画を進める。
執筆箇所:第2章(事例1-1,1-3、トピックス)
内容
《主な掲載事例》
湘南T-SITE/ハッピーローソン/タリーズコーヒー/ブラウンズフィールド
国立科学博物館 コンパス/劇団四季/Museum Start あいうえの/ナショナル ギャラリー シンガポール
三鷹市星と森の絵本の家/八王子市 ゆめきっず/横浜市 ラフール/岡さんのいえTOMO
日本赤十字医療センター/国立成育医療研究センター/緑園こどもクリニック/茶々保育園
商業施設
湘南T-SITE/ハッピーローソン/タリーズコーヒー/ブラウンズフィールド
文化施設
国立科学博物館 コンパス/劇団四季/Museum Start あいうえの/ナショナル ギャラリー シンガポール
公共施設
三鷹市星と森の絵本の家/八王子市 ゆめきっず/横浜市 ラフール/岡さんのいえTOMO
医療福祉施設
日本赤十字医療センター/国立成育医療研究センター/緑園こどもクリニック/茶々保育園
目次
002 はじめに 仲 綾子 Introduction Ayako Naka
Case1-1 こどもも大人ものびのび過ごす商業空間のあり方:湘南 T-SITE
A look at commercial spaces in which both children and adults can relax:SHONAN T-SITE
Case1-2 進化し続ける子育て応援コンビニ:ハッピーローソン山下公園店
An ever-evolving convenience store that supports child-raising:
HAPPY LAWSON Yamashita-Koen Store
Case1-3 地域の利用者に寄り添うカフェ空間:タリーズコーヒー キッズコミュ グランツリー武蔵小杉店
A cafe space that supports local users:
Tully’s Coffee Kids Commu GRAND TREE Musashikosugi Store
Column1 こどもも大人も解放される自由空間:ブラウンズフィールド
A free space that liberates both children and adults:Brown’s Field
Case2-1 「なぜだろう?」のきっかけがあふれる学びの場:
国立科学博物館 親と子のたんけんひろば コンパス
A place of learning where there are plenty of opportunities to ask “why?”:
National Museum of Nature and Science ComPaSS Exploration Area for Families with Children
Case2-2 こどもにも大人にも本物の舞台鑑賞を届けるしくみ:劇団四季
Schemes that deliver true theater experiences to both children and adults:Shiki Theatre Company
Case2-3 ミュージアムが連携し、新たな交流を生み出す:Museum Start あいうえの
Museums cooperating to form a new exchange:Museum Start i-Ueno
Column2 こどもも大人も自由に制作できるワークショップスペース:ナショナル ギャラリー シンガポール
A workshop space where both children and adults can create art freely:
National Gallery Singapore
Case3-1 “地域ならでは ” のみんなの居場所:三鷹市星と森と絵本の家
A place “unique to the community” where everyone belongs:
Mitaka Picture Book House in the Astronomical Observatory Forest
Case3-2 “みんなで子育て” を支える行政と企業の協働の場:八王子市親子つどいの広場 ゆめきっず
A place where the government and businesses cooperate to support “community child-raising”:
Hachioji City Playground for Children and Parents Yume Kids
Case3-3 親子に寄り添う “ 地域のみんなで子育て” の起点:
横浜市 青葉区地域子育て支援拠点 ラフール
A center for “regional community child-raising” that empathizes with children and parents:
City of Yokohama Aoba Childcare Support Center Lafull
Column3 こどもも大人も尊重し合える、“ いいかげん ” なまちのお茶の間:岡さんのいえ TOMO
A “carefree” town living room where both children and adults can practice mutual respect:
Okasan’s house TOMO
Case4-1 赤ちゃんにやさしい病院の大きな窓:日本赤十字社医療センター 周産母子センター
Large windows at a baby-friendly hospital:
Japanese Red Cross Medical Center Perinatal/Pediatric Center
Case4-2 公園のような病院のホスピタルアート:国立成育医療研究センター 病院
Hospital art at a park-like hospital:National Center for Child Health and Development Hospital
Case4-3 こどもの事故を予防する地域のゲートキーパー:緑園こどもクリニック
A community gatekeeper that prevents child-related accidents:Ryokuen Children’s Clinic
Column4 こどもを育む場が、地域コミュニティも育む:
社会福祉法人あすみ福祉会 茶々保育園グループ
A place that nurtures children also nurtures the local community:
Asumi Social Welfare Society Chacha Nursery School Group
1.進化する商業施設の授乳・おむつ替えスペース
The evolution of nursing and diaper-changing spaces at commercial facilities
2.新たな試みに挑む旅客施設の授乳・おむつ替えスペース
New challenges for nursing and diaper-changing spaces at passenger terminal facilities
3.授乳・おむつ替えスペースのデザイン
Designing nursing and diaper-changing spaces
西田佳史さん(産業技術総合研究所首席研究員)
Special Discussion: The role of spatial creation and technology in preventing child-related accidents
Tatsuhiro Yamanaka(Director of Ryokuen Children’s Clinic)and Yoshifumi Nishida(Prime Senior
Researcher at the National Institute of Advanced Industrial Science and Technology)
143 付録:こどもの身体データ Appendix: Children’s Physical Data
152 おわりに 松本麻里 Conclusion Mari Matsumoto
154 謝辞 Acknowledgements
010 Chapter1 こどもも大人も心地よい空間とは
How can a space be comfortable for both children and adults?1.チルドレンファーストの本質を問い直す
Redefining the nature of “children first”2.調査のフレーム
Framing the study3.こどもも大人も心地よい空間をデザインする 7 つの指針
Seven guidelines for designing spaces that are comfortable for both children and adults026 Chapter2 グッドプラクティスから学ぶ
Learning from good practices1.商業施設 Commercial Facilities
Case1-1 こどもも大人ものびのび過ごす商業空間のあり方:湘南 T-SITE
A look at commercial spaces in which both children and adults can relax:SHONAN T-SITE
Case1-2 進化し続ける子育て応援コンビニ:ハッピーローソン山下公園店
An ever-evolving convenience store that supports child-raising:
HAPPY LAWSON Yamashita-Koen Store
Case1-3 地域の利用者に寄り添うカフェ空間:タリーズコーヒー キッズコミュ グランツリー武蔵小杉店
A cafe space that supports local users:
Tully’s Coffee Kids Commu GRAND TREE Musashikosugi Store
Column1 こどもも大人も解放される自由空間:ブラウンズフィールド
A free space that liberates both children and adults:Brown’s Field
2.文化施設 Cultural Facilities
Case2-1 「なぜだろう?」のきっかけがあふれる学びの場:
国立科学博物館 親と子のたんけんひろば コンパス
A place of learning where there are plenty of opportunities to ask “why?”:
National Museum of Nature and Science ComPaSS Exploration Area for Families with Children
Case2-2 こどもにも大人にも本物の舞台鑑賞を届けるしくみ:劇団四季
Schemes that deliver true theater experiences to both children and adults:Shiki Theatre Company
Case2-3 ミュージアムが連携し、新たな交流を生み出す:Museum Start あいうえの
Museums cooperating to form a new exchange:Museum Start i-Ueno
Column2 こどもも大人も自由に制作できるワークショップスペース:ナショナル ギャラリー シンガポール
A workshop space where both children and adults can create art freely:
National Gallery Singapore
3.公共施設 Public Facilities
Case3-1 “地域ならでは ” のみんなの居場所:三鷹市星と森と絵本の家
A place “unique to the community” where everyone belongs:
Mitaka Picture Book House in the Astronomical Observatory Forest
Case3-2 “みんなで子育て” を支える行政と企業の協働の場:八王子市親子つどいの広場 ゆめきっず
A place where the government and businesses cooperate to support “community child-raising”:
Hachioji City Playground for Children and Parents Yume Kids
Case3-3 親子に寄り添う “ 地域のみんなで子育て” の起点:
横浜市 青葉区地域子育て支援拠点 ラフール
A center for “regional community child-raising” that empathizes with children and parents:
City of Yokohama Aoba Childcare Support Center Lafull
Column3 こどもも大人も尊重し合える、“ いいかげん ” なまちのお茶の間:岡さんのいえ TOMO
A “carefree” town living room where both children and adults can practice mutual respect:
Okasan’s house TOMO
4.医療福祉施設 Medical and Welfare Facilities
Case4-1 赤ちゃんにやさしい病院の大きな窓:日本赤十字社医療センター 周産母子センター
Large windows at a baby-friendly hospital:
Japanese Red Cross Medical Center Perinatal/Pediatric Center
Case4-2 公園のような病院のホスピタルアート:国立成育医療研究センター 病院
Hospital art at a park-like hospital:National Center for Child Health and Development Hospital
Case4-3 こどもの事故を予防する地域のゲートキーパー:緑園こどもクリニック
A community gatekeeper that prevents child-related accidents:Ryokuen Children’s Clinic
Column4 こどもを育む場が、地域コミュニティも育む:
社会福祉法人あすみ福祉会 茶々保育園グループ
A place that nurtures children also nurtures the local community:
Asumi Social Welfare Society Chacha Nursery School Group
Topics 授乳・おむつ替えスペース Nursing and diaper-changing spaces
1.進化する商業施設の授乳・おむつ替えスペース
The evolution of nursing and diaper-changing spaces at commercial facilities
2.新たな試みに挑む旅客施設の授乳・おむつ替えスペース
New challenges for nursing and diaper-changing spaces at passenger terminal facilities
3.授乳・おむつ替えスペースのデザイン
Designing nursing and diaper-changing spaces
124 Chapter3 こどもと過ごす空間づくりを考える
Thinking about creating spaces that are comfortable for children1.こどもあるある(こどもの謎の行動)
Common occurrences with children(the puzzling behavior of children)2.安全 Safety
特別対談:こどもの事故予防に、空間づくりとテクノロジーの観点を
山中龍宏さん(緑園こどもクリニック院長)西田佳史さん(産業技術総合研究所首席研究員)
Special Discussion: The role of spatial creation and technology in preventing child-related accidents
Tatsuhiro Yamanaka(Director of Ryokuen Children’s Clinic)and Yoshifumi Nishida(Prime Senior
Researcher at the National Institute of Advanced Industrial Science and Technology)
3.空間デザイン Spatial design
143 付録:こどもの身体データ Appendix: Children’s Physical Data
152 おわりに 松本麻里 Conclusion Mari Matsumoto
154 謝辞 Acknowledgements
書評
「第12回キッズデザイン賞」受賞(子どもたちを産み育てやすいデザイン部門)