東川スタイル

編著者

玉村雅敏(たまむら・まさとし)

慶應義塾大学総合政策学部教授。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科博士課程、千葉商科大学政策情報学部助教授等を経て現職。博士 (政策・メディア)。新潟市政策改革本部アドバイザー、文部科学省科学技術・学術政策研究所客員研究官、横須賀市政策研究専門委 員 、内閣官房地域活性化伝道師、天草市・鈴鹿市・市原市・氷見市・長島町などのアドバイザーを兼務。専門分野はソーシャルマーケティング、公共経営など。主な著書に『ソーシャルインパクト―価値共創(CSV)が企業・ビジネス・働き方を変える』(産学社・編著、2014 年)、『地域を変えるミュージアム-未来を育む場のデザイン』(英治出版・編著、2013年)、『社会イノベーションの科学―政策マーケティ ング・SROI・討論型世論調査』(勁草書房・編著、2014年)、『住民幸福度に基づく都市の実力評価』(時事通信社・共著、2012年)など

小島敏明(こじま・としあき)

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授、乃村工藝社営業開発本部企画開発部部長 1959年生まれ。流通系コンサルタント事務所、マーケティング会社を経て、乃村工藝社に入社。プランニングディレクターとして、企業PR 施設、レジャー施設、テーマパーク、複合文化施設等におけるプロジェクトに参画。その後、新規事業開発、事業戦略を担当する一方で、慶 応義塾大学SFC研究所にて場を起点としたマーケティングやイノベーションに関する研究を進める。順天堂大学スポーツマネジメント学 科非常勤講師も兼務。『ソーシャルインパクト―価値共創(CSV)が企業・ビジネス・働き方を変える』(産学社・共著、2014年)、『Think! 2013冬号―新しい価値を生む「場」のつくり方』、『地域を変えるミュージアム-未来を育む場のデザイン』(英治出版・共著、2013年)

メッセージ

“どこにでもありそうな”東川町には、様々な不思議なことがあります。東川町は、北海道内のみならず、国内外からの定住者が増え、約20年で人口が約14%増加しています。

このまちでは、多くの方が「Life(くらし)」のなかに「Work(しごと)」を持つというライフスタイルで自然に過ごしています。人口8000人のまちでありながら、60以上の個性的なカフェ、飲食店、ベーカリー、ショップ、工房などがあり、それぞれの“小さな経済”が成り立っています。人々のライフスタイルと小さな経済が連鎖し、まちを活性させる豊かな生態系が形成されています。

東川には、普通の「公務員らしさ」ではない、役場職員の「スタイル」があり、自然に暮らす、住民の「スタイル」があります。住民、企業、NPO、商工会、JAなどの様々な主体が、それぞれの「らしさ」を追求し、あたりまえのように影響し合っている「スタイル」もあります。本書では、ちょっと不思議なことでありながら、東川では“ふつう”のこととなっている、そんな「東川スタイル」を紹介します。 未来のまちや社会に想いを馳せるきっかけとなれば幸いです。

玉村雅敏
小島敏明