【著者】終活コンサルタント　田代尚嗣（たしろ・なおつぐ）

昭和42年学習院大学法学部卒業。リーダーズダイジェスト社、サイマル出版会を経て、現在、冠婚葬祭互助会、葬儀社、寺院、税理士向けの小冊子などを出版販売する会社経営のかたわら著述業。季刊『霊園情報』元編集主幹。仏教関係の書籍を多数執筆。また、高齢者問題にも詳しく、「エンディングノート」と呼ばれる、自分に万が一のことが起こったときのために、家族に伝えておくべき事項をノート形式でまとめておく冊子を、日本で最初に広めたことでも知られる。主な著書に『面白いほどよくわかる仏教のすべて』(日本文芸社)、『はじめての仏教入門』『お墓のすべてがわかる本』(以上新星出版社)、『いまから始める「シニア人生」安心計画』(三笠書房)など多数。ここ数年は、「エンディングノートがなぜ必要なのか」、「独居高齢者支援の仕組みのつくり方」などのテーマで講演活動も行っている。

年々増え続ける、独居高齢者(お一人さま)。1980年代には、子供との同居率は70%だったのが、2015年には39%にまで低下しています。これは家族を中心としたセーフティネットが崩れつつあることを示しています。また、未婚率も高まる中、本書ではこうした『お一人さま」の終活がスムーズに行くよう法的な手続きを中心に解説しています。